ヤングケアラーを”隠された存在”にしないために
2023.08.01
夏、真っ只中。
たくさんの人々が、それぞれの夏を満喫し始める時期になりました。
しかし、家族のケアをする子どもたちにとっては、何かとストレスがたまりやすい期間でもあります。
長期休暇によって家に居続けなくてはならず、いつにもまして、家族のお世話に費やす時間が増加しやすいからです。
さらに、家の中に閉じこもる子が増えることで、地域や支援者からヤングケアラーの存在がより見えにくくなってしまいます。
ヤングケアラー協会では、品川区、及び埼玉県で、ヤングケアラー当事者や経験者に向けたLINE相談を実施しています。
また、その他の団体も様々な地域で、ヤングケアラーを支援につなげていくための窓口を設置しています。
当事者の存在が見えにくくなるこの時期だからこそ、ストレスや不安を抱えているヤングケアラーに対して、周囲の大人が積極的に支援の手を差し伸べていく必要があるでしょう。